公務員について知ろう
公務員とは
私たちが暮らす社会(公共)をより良くするための仕事をする職業です。利益のためではなく、すべての人の安定した暮らしを支えることを目的とし、国民のために働ける誇りある仕事です。
公務員として働く魅力
やりがいのある仕事に携われる!
多種多彩な職種があり、自分の希望や専門性、ライフプランに合わせて選択可能。地道にコツコツと成し遂げるものから、社会を動かすスケールの大きなものまで様々な業務があるので自分に合った仕事に出会えます。
また一般的には3~5年で部署異動があるので、多彩なスキルが身につきます。
給与や退職金制度なども高水準!
民間の給与(年収)は平均415万円(男性平均:514万円、女性平均:272万円)。
一方、公務員は地方公務員で平均660万円(男女差無し)[国税庁民間給与実態調査より]。
生涯にわたって経済的な安定が得やすいと言えます。
男女ともに安定して長く働ける!
ワークライフバランスを実現するための支援や、3年間の育児休業や育児短時間勤務、看護・介護休暇などの制度も充実。仕事とプライベートの両立が実現しやすい環境です。
仕事と育児の両立のための主な支援制度と利用可能期間
(出産を予定する女性職員の場合)
民間企業となにが違うの?
公務員と民間企業それぞれの特徴を知り、自分の働き方にはどちらが向いているかじっくり考えてみましょう。
公務員とは
国や地方自治体などに職員として勤務し、営利目的ではなく、社会の基盤を作り全ての人の生活をより良くすることを仕事する人を公務員と呼びます。
こんな人は向いています!
- 多様な人のために役立つ仕事がしたい
- 地域振興や社会の発展に興味がある
- 物事は長期にわたってコツコツ取り組みたい
民間企業とは
営利を目的として物やサービスを提供します。銀行からの融資や株式、商品から得る利益などを基に活動をしています。
こんな人は向いています!
- 成果を数字などをみえる形で表したい
- 他社との競争にチャレンジしたい
- アイデアを出すのが好き
公務員と民間企業の比較
待遇の比較
公務員 | 民間企業 | |
仕事の目的 | 国民・地位への奉仕 | 会社の利益 |
活動財源 | 税金 | 利益 |
職務領域 | 広い | ある程度決まっている |
採用選考方法 | 公務員試験を受験 | 企業により異なる |
労働時間 | 1日7時間45分 週38時間15分 | 企業により異なる (法定労働時間:1日8時間 週40時間) |
休日 | 完全週休2日制 | 企業により異なる (労働基準法:4週間で4日以上の休日) |
給与 | 景気に左右されにくい | 景気・業績に左右されやすい |
平均年収 | 600万円 (総務省・地方公務員給与実績調査2019年版) |
441万円 (国税庁・平成30年民間給与実態統計調査) |
ボーナス | 支給あり (期末手当・勤勉手当) |
企業により異なる |
退職金 | 約2,194万円 (2018年退職手当の支給状況(都道府県)より) |
約1,983万円 (平成30年就労条件総合調査より) |
個人の実力による昇進・昇給 | あまり期待できない | 大いに期待できる |
3年間離職率 | 4.6% (総務省・地方公務員の退職状況等調査 20代) |
32.2% (厚生労働省:新規学卒者の離職状況 大卒) |
採用スケジュールの比較
公務員の種類
公務員には大きく分けて国家公務員と地方公務員の2種類があります。職種や勤務地の違いをチェックしましょう。
国家公務員 | 地方公務員 | |
---|---|---|
仕事内容 | 1府12省庁、裁判所、国会など各国家機関で勤務し、日本全体にかかわる経済、税金、環境、医療、安全といった施策を考え実行する。 | 都道府県庁、市区町村の役所など各自治体機関で勤務し、まちづくり、教育、住民に提供する行政サービスの施策を考え実行する。 |
目指せる職種の例 |
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勤務地 | 全国への転勤の可能性がある | 自治体の中での異動はあるが、全国転勤は無い |
公務員の主な種類と試験
働きたい場所やめざいたい職種によって試験はことなります。例えば全般的な業務に携わる「行政系」では、国家公務員であれば「国家一般職」、都道府県であれば「地方上級」、市町村であれば「市役所」などといった試験を受けることになります。その他にも専門職系(国税専門官など)、公安系(警察官など)、技術系(建築など)、資格免許職(栄養士など)といった職種があります。
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